経理は経営管理を担う会社の中枢

財務会計業務の他、企業のリスクに係る管理業務、ペーパーレス化促進のためのプロジェクト業務に携わっています。主に、月次・四半期・年次決算、業績報告資料作成、監査対応、内部統制対応、リスク在庫の管理、入出金決済処理に係るデジタル化等の業務を担当しています。
経理は「経営管理」であり、端的に言えば「会社にどのくらいの資産・負債・純資産があり、どれだけ利益が出ているのか」ということを把握して、数値化・管理する部署です。
経理は会社の中枢部署であり、他部署と比較してもミスの許されない仕事は多いです。緻密な仕事も少なくないですが、それらを確実に遂行することが使命であり、会社としての信頼度アップにもつながると確信しています。
現在の経理業務では、企業活動のキャッシュの流れについて管理・学習できる多くの機会があります。また、毎月、前月・前年同期比の業績報告資料を作成する機会がありますが、その業績を項目ごとにドリルダウンして、各項目の数字の変化を分析し、どのような事象が起きたのかを想像できるスキルが培えるのも魅力の一つです。

国内外問わず通用する
数字に強いビジネスマンに

2020年4月は、新型コロナウイルスが流行しはじめていた頃で、社会的にリモートワーク環境が整っていなかったため、暫くの期間、多くの社員は自宅待機を余儀なくされていた中、決算業務のため経理部員は出社する以外ありませんでした。逆にそのことで、上場企業として、財務諸表を外部へ公開する経理の役割は重大であると肌で感じることができる貴重な体験となりました。
日々心がけているのは、適度な緊張感を持って、業務を遂行すること。アルコニックスは上場企業であり、決算期ごとに財務諸表を外部へ公開する義務があります。開示義務のある決算資料を正しく作成・報告することは当たり前ですが、それを確実に行うことが経理担当者として評価されて、結果的に会社の信用につながります。
私の場合、入社してから現在まで経理部で勤務しています。企業活動におけるキャッシュの流れを理解して、管理するスキルが求められる経理業務はビジネスパーソンとして重要な能力であると確信しています。今後、経理の道を極めるにしろ、営業職へ転向するにしろ、国内外問わず通用する数字に強いビジネスパーソンになれればと考えています。