株主・投資家の皆さまへ
For Shareholders and Investors

次の成長ステージを見据えて、
商社流通×製造のビジネスミックスを推進します。

過去最高益を経て、次の成長ステージへ

2022年3月期は、市況の追い風と積み重ねてきた取組みによって過去最高益を達成しました。原材料価格の高騰や円安といった経済環境により、金属を扱う企業、商社は全般的に好調でした。当社においても新型コロナウイルス感染拡大による影響の懸念がありましたが、非鉄金属や、注力事業領域「自動車」「半導体」「電子材料・電子部品」の需要が底堅く推移し、業績は大きく伸長しました。また、従来よりM&Aでグループに迎えた企業に適切なPMIを実施し、自律成長を促してきた成果も業績に反映されました。
MBOによる第二の創業の年、2002年度には1億5000万円だった経常利益が110億円となり、将来的な目標としていた経常利益100億円を突破することができました。次は経常利益200億円を目指すとともに、時価総額、ROEなどの各経営指標についても改善を意識し、より大きな成長へのベースを固めてまいります。

夢みた未来へのシナリオ、新中期経営計画

当社は現在、新中期経営計画(2024年3月期~2026年3月期)を推進し、基本理念「夢みた未来を描く」の実現を目指しています。同計画では、従来のM&A戦略に加えて、CVCファンドの活用により、「非鉄金属素材・部品・製品の生産から卸売までをONE-STOPで提供する総合ソリューションプロバイダー」として進化していくためのアクションプランを数値指標とあわせてお示ししています。また「財務体質」「人的資源」「ガバナンス」を重点課題として掲げ、将来において、より多くの果実が得られるように経営基盤の強化を図ることを打ち出しています。

中期経営計画における連結数値目標<最終年度:2026年3月末>

数値目標

売上高
2,230億円
営業利益
122億円
経常利益
120億円
EBITDA
160億円
ROE
12.0%
ROIC
6.3%
DOE
3.2%

DOE:株主資本配当率(1株当たり年間配当額÷1株当たり株主資本×100)

株主還元におきましては新たにDOE(株主資本配当率)をKPIに導入し、より安定した株主還元に努めてまいります。
引き続き、グループ一丸となって企業価値の向上に取り組んでゆきます。株主、投資家の皆様におかれましては、更なるご支援をお願い申し上げます。

2023年5月
代表取締役 社⻑執⾏役員COO

手代木 洋