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【夢を描き、形にする】アルコニックスの2024年度の新卒社員と総務・人事部長が抱く想い

アルコニックスグループは国内外に支店、営業所、工場など多くの活動拠点を保有し、多種多様な従業員の手で様々な活動が営まれている。アルコニックスが誇る「人財」は、どのような想いを抱き、どんな活動に従事しているのだろうか。
アルコニックスの「人財」特集企画、【夢を描き、形にする】。第一弾は、アルコニックス本社に新卒社員として入社した6名のプロフィールと共に、総務・人事部長 津川裕さんに今後の若手の成長についてお話を伺った。
2024年度 アルコニックス新卒社員の紹介
新入社員への期待
―今年は6名のフレッシュな新入社員が入社されました。今年の新入社員はどんな方々ですか?
津川:今年も多様性に富んだ6名を迎えることができて、とても嬉しく思います。今年の新入社員も大学時代に柔道や登山などのスポーツに熱中した人や、SDGsを専門に学んだ方、趣味が観劇や、グライダー等、皆さん学生時代にそれぞれ多種多様に異なった趣味、興味に熱中されている方ばかりです。
学生時代に「自分の好きなことが何か、見つめることが出来、それに打ち込める集中力のある皆さんは採用の時から特徴があり個性的で目を引く存在でした。
このような、各々の「やるべきこと」に一生懸命になれる方たちと、これから一緒に働けることを楽しみにしています。
―今年の新入社員は10年後どのように成長してほしいですか?
津川:私は皆さんに「能動的に行動」してほしいと期待しています。そのため、単に指示を待つのみならず「10年後、どうなっていたいか」という目標を自ら立ててほしいと願っています。そして、「その為にはどういう行動をするべきなのか」と計画を立てることも目標達成のために不可欠です。自分の理想の10年後のために「能動的に行動する」ことを意識してください。
人から言われた目標より自ら決めた目標のほうが一生懸命になれます。実際今年の6名はそれぞれ学生時代に熱心に打ち込んだものを持っています。各自目標をもって自ら行動できる素質を十分に備えているので、彼・彼女たちがどのような目標を立てるのか楽しみです。
能動的で行動的な個が作る、多様性のある組織
―なるほど、「能動的に行動できる人」がアルコニックスでは成長できる環境のようですね。社会人として「能動的に動く」為にはどうしたらよいのでしょうか。
津川:大事なことは、「自分の会社をどうしたいか、どう良くしたいか、どう世間に表現したいか」と考えることです。とはいえ、すぐに物事を俯瞰して捉え、能動的に自分事として取り組むことは一見難しい様に思うかもしれません。
最初は、例えばクラブ活動でイベントを立ち上げたり、同期内で親睦会を開催したりといった、小さなプロジェクトから始めてみてください。その為に色々準備したり調べたりするうちに、様々なことに興味を持つようになり、成功すると達成感も感じられますし、まさに自分事として考えるので責任感も生まれるはずです。この経験が積み重なると、次第に視野も広がり、大きな事業を立ち上げる事も出来るようになります。
そのようなことを繰り返すうちに、「この会社をより良くするためにはどうするべきか」と自然に考えるようになり、いつの間にかどんどん自ら行動できるようになります。また、何かのプロジェクトを立ち上げる時には一人でするのではなく「仲間を集める」ことで人脈や、視野、知識が増していくので仲間と一緒に行動するという事も意識してください。
―他にアルコニックスの新卒採用におけるポイントはありますか?
津川:「多様性」も重要視しています。その中でも私は、学生時代に「何に熱中していたか」が、視野や経験、人脈、考え方が多様な集団を作る秘訣と考えています。
だからこそ、学生時代という限られた時間の中で、「何をすべきか、何が出来るか、何をしたいのか」と自分を見つめなおし、やるべきことに一生懸命になってもらいたいと思います。それが出来る人たちは、やってみたいことに積極的に関わる「能動性」と、それを他者に伝える「表現力」、そして他人を引っ張って実行に移す「行動力・リーダーシップ」が備わっていることが多いです。それらが、私が人事部長として社会人になる皆さんに期待するものです。
他には「時間を守ること」と「挨拶」を大切にして欲しい。これらは当たり前に見えて、とても重要なことです。学生と社会人の一番の違いは「社会人はお金をもらって働く」点。お金をもらう以上、プロとして約束を守るというのは重要なことです。それがビジネスで最も大切な「信用・信頼」に繋がります。その為にも、まずは定時(*)に出社して、元気に挨拶や御礼が言えることから始めてください。
(*)アルコニックスはフレックスタイム制を導入しております。この場合、「定時に出社」とは事前に申告した時刻に無断欠勤せずに出社することを指します。
「働くための健康」「働きやすさ」「働き甲斐」

―皆さん仕事とプライベートの両立はどのようにされているのでしょうか。
津川:私は、生きる事で最も重要なことは「人生を豊かにすること」と考え、常に「仕事人間にはなるな」と社内に伝えています。仕事しかしていない人はどうしても視野や人脈、考え方が狭くなる傾向があります。また、仕事は楽しいことばかりでなく、時に辛いこともあります。プライベートが充実していると、仕事以外の拠り所を得ることができます。新たな人脈、新しいアイディアや知識など、世界がどんどん広がります。そのような新しい視点をぜひ仕事にも活かしてほしいと考えています。
例えば、私自身、ライフワークとして空手を極め続けてきました。私のベトナム駐在時には、空手団体の現地支部長として弟子を教え導く機会もありましたし、今でも休暇の際にはベトナムで審査や指導をします。そんな私には、空手を通して世界中に先輩や後輩、仲間が居り、そうした繋がりの中からは、日本の中では決して気付かない情報や知見、モノの見方を得ることが出来ます。

このような「繋がり」こそ、国と国、人と人との繋がりからビジネスを生み出す商社の人間にとって非常に大切な財産になりますし、
人生をより豊かで楽しいものにしてくれるのではないでしょうか。そういう意味でも、「一生を掛けて極めたい何か」を見出して貰えれば幸いですし、仕事、プライベートともにアンテナを張ってどんどん新しいことにチャレンジしてほしいと思います。私もやりたいことがたくさんあり、エベレスト登頂や、南極にも行ってみたいです。
―なるほど、プライベートの充実という観点から、男女ともに働きやすい環境への取組が進んでいるようですが、具体的にはどのような取組をされていますか。
津川:アルコニックスは残業がほとんどありません。平均残業時間は月に約15時間程度です。また、2023年度の有給取得率は80%を超えており、今年は総務・人事部の主導の下、有給取得率100%を目指しています。しかし、働き方改革の為の制度だけ整えても、上の立場の人間がしっかりと実践せねばとなかなか現場まで広がりません。そこで、総務・人事部長の私自身が率先してプライベートを充実させることで、広く現場にも制度を使いやすいものにしています。
また、アルコニックスは「女性活躍」を積極的に推進しております。総合職、一般職の職種分けも廃止した他、給与体系の見直しも進めています。ここ数年の女性活躍推進取組を経てわかったことは、女性社員が大変優秀であるという事です。他方、男性と女性はそれぞれの身体や生活上の違いを意識せざるを得ません。単なる施策として女性活躍を推進するのではなく、従業員一人ひとりの特性と性格を考えつつ、性別に関係なく皆が働きやすく能力を発揮できる環境を提供することが最重要だと認識しています。男性の育休の取得率の向上や、残業時間の削減、有休消化率100%、介護休暇取得等、男女ともに働きやすい環境の整備が必須だと考えています。まだ、完全に平等とは言えない状況ですが、試行錯誤しながら進めています。
―確かに皆さん、仕事帰りに習い事やジムに行かれるなど、満喫しているイメージがあります。これはそのような施策のお陰だと理解しました。さらにアルコニックスはクラブ活動が盛んですよね。
津川:はい、アルコニックスはクラブ活動が盛んで、野球部、フットサル部、ランニング部、卓球部、トレーニングクラブなど様々な社内クラブがあります。実はいくつかは私が立ち上げました。クラブ活動では上下関係は関係なく、「趣味」を通して社員同士がつながる事を重要視しています。私もクラブに所属していますが、後輩たちと汗を流す事をとても楽しみにしています。その際に、上下関係や部署の違い等関係なく新しい意見を聞いたり悩みを共有することで、みんなの意見や新しい視点を業務に反映したりと仕事にもよい影響をもらっています。
こんな部活があったらいいなと、新しいクラブを設立したい方、大歓迎です!お待ちしています。
―津川さんが設立したクラブがあると聞きました。
津川:先ほど触れましたが、2024年4月に「アルコニックストレーニングクラブ」を私が発起人となり設立しました。クラブのモットーは「下手の横好き、急がば回れ、千里の道も一歩から 先ずはやってみなはれ!」を掲げ、経験の有無、年齢など問わず皆切磋琢磨しながらトレーニングしています。
元々、「誰でも簡単に出来る基礎トレーニングの部活があったらいいよね」という声はよく聞いていました。私自身も、上下関係や仕事のしがらみが一切無い、ちょっとタフだが誰でも楽しめる場を作りたいと以前から考えていたので、武道の心得も多少入れたこのクラブを社員有志と共に立ち上げました。なかなか皆さんの日程も合わず、レベルもまちまちなので教える側としては難しさを感じることもあります。しかし、トレーニングで汗を流した後に皆で飲むビールはとてもおいしく感じますし、何よりクラブに参加して頂いている皆さんが一生懸命に励む姿を見て、立ち上げて良かったと心から思います。
―とても楽しそうですね。クラブ活動も楽しそうに参加されている姿をよく見るので、うらやましいくらいです。アルコニックスの社風はどんな特徴がありますか?
津川:「やりたい」という人に対してYES!と言える社風が自慢です。何度も「能動的に動いてほしい」と言っていますが、いくら自ら動いてもそれが実行に移せなければ意味がありません。アルコニックスは能動的に動く人たちを応援する土壌があります。年齢や、社歴は関係ありません。どんどん「こんなことやってみたい」と手を上げてほしいです。やれることは沢山あるので、しっかりした構想を持つ人を私たちは一生懸命サポートします。
新卒2,3年目でもやってみたい人には海外駐在のチャンスもあります。その為にも、指示されたことを淡々とこなすのではなく自分が興味を持ったこと、やってみたい事に積極的に手をあげてチャレンジする姿勢が重要です。自ら行動を起こすことで、その仕事自体に興味、関心が出てくるので、もっといい結果を出したいという向上心が沸いてきます。その気持ちが大事な活力になります。また、それに伴って学ぶ力も養えます。実際に行動を起こす事は容易いものではありません。様々な下準備や知識が必要です。その知識は幅広いものが必要になるので、必然的に学びのチャンスも多くなります。またその学びは別のプロジェクトでも活用できるのでどんどん仕事の幅が増えていきます。
もちろん楽しい仕事ばかりではありませんが、折角働くのであれば楽しく成長できるように働きたいですよね。
これから社会人になる皆さんへ
―ありがとうございます。最後に社会人の先輩として、これから社会人になる方々にアドバイスはありますか?
津川:かけがえのない4年間で自分を見つめなおし、好きなことを徹底的に追及する時間にしてほしいです。
もちろん、勉強も頑張ってほしいですが、折角の大学生の時間を何となく過ごすのはとても勿体ないです。
今やるべきことをしっかりと把握しそれに向かって行動することがあなたの特徴になり、人生の糧になります。ぜひこれからの人生を豊かなものにしてください。