【Waterlogicが往く】アルコニックスが目指す、「X(未知数)」への飛躍

この記事をシェアする
  • Facebookでシェア
  • Xでシェア
  • LINEでシェア
  • LinkedInでシェア

アルコニックスは、BtoBが主体ではあるものの、「夢みた未来を描く」 をコーポレート・スローガンとして掲げ、環境への貢献と快適な社会の創造をめざしています。

今回は、サステナブルな環境づくりを目指し、ひときわ異彩を放つ2人だけのプロジェクトチームをご紹介します。

目次

    「夢みた未来を描く」につなげる異彩を放つプロジェクト

    安全・安心を提供する技術に裏打ちされたサステナブルな浄水器 その名は「Waterlogic®」。アルコニックスはWaterlogicを各地域に提供し、その地域の水をその地域に暮らす人々につなぐ活動を展開しています。

    Waterlogicの水道直結型という利点を活かして廃プラの削減効果など環境負荷を低減するにとどまらず、アルコニックスは、グループ企業や地域の人々に、Waterlogicを用いたサステナブルなライフスタイルを提案・発信します。

    スクリーンショット 2025-06-24 101924.png

    大阪で2024年10月16日(木)~18日(土)に開催され、約5,000人の関係者が訪れた食品・飲食の展示会 「カフェ&ドリンクショー関西」。この熱気あふれる展示会にアルコニックスのあるプロジェクトチームが参加しました。

    大阪の展示会場における取組みを推進してきた宮城さんと牧内さんに、このWaterlogicプロジェクトについてインタビューしました。

     

    97e31137-d3a6-4036-b971-f4d5b1c60e1a.png

     

    アルコニックス株式会社 事業戦略部
    専門部長

    宮城 秀樹(右)

    1993年入社。輸入建材メーカーから転職し、日商岩井(現:双日)が関わる建設プロジェクトなどの建設資材取り扱いを担当。自社独自の工法を開発し採用された高層ビルもある。現在は Waterlogicの販売を基点にプラスマプロジェクト等の推進、営業運営のグループリーダーに就任。

    同課長

    牧内 健次(左)

    1998年の入社後、日本全国のアルミスクラップの収集、分別等を行う集荷業者と二次精錬メーカーをつなぐリサイクル事業などを担う。入社8年目からは得意とする中国・東南アジアエリアを中心として素形材・加工品の営業を主に担当、現在はWaterlogicの販売、マーケティング、代理店管理業務等を担当している。

     

    多様な人が集まる行政スポットや飲食の場にSDGs推進の発信拠点をつくる

    ――お二人の経歴と事業戦略部における役割について教えてください。  

    宮城さん:私は今、 事業戦略部に所属しており、主にWaterlogicの浄水ディスペンサーやその他の新規建設資材に関わる業務を担当しています。今年で入社32年目になりますが、最初の配属先はアルミサッシなどの建設資材を取り扱う部門でした。
    その後、双日の建設関連プロジェクトが次第に少なくなるに合わせ、新規商材を開発。テラコッタ工事、金属工事、浄水プラント、特殊バルブなどの新商材販売に従事し、20年目に現在の事業に携わるようになりました。

    牧内さん:私は新卒で入社して、今年で27年目です。この3年間ほどはずっと、このWaterlogicの販売は勿論、実は不具合対応やメンテナンスも担当しています。
    行政スポットとは、その地域の行政がまちづくり戦略において定めた水の供給源や利用場所を中心とした共用施設のことで、当社がもっとも注力しているターゲットエリアの一つです。
    最初に携わった1年目から全国各地向けにWaterlogicの営業担当を任されました。と言っても人数も限られていますので実際には販促営業から契約に必要な手続きなど何でもこなす役割です。今ではさらに拡大して営業・マーケティングから不具合対応・メンテナンスまで何でもありの担当になっています。

     

    ――担当者としてい浮かべるSDGs戦略とWaterlogicの関係は。

    宮城さん:当社の主力事業がアルミや銅などの非鉄金属に関わるビジネスであることは言わずもがなで、創業からの看板事業です。非鉄製品であるバルブや配管機材の周辺には実はいつも「水」がありました。人々の生活に欠かせない「水」をいかに安全に届けるのか、というテーマから考えると、このWaterlogicもその中の重要なパーツになります。
    2026年はアルコニックスが創業から45年の節目を迎えますが、社名の中の “X” にこのWaterlogicの居場所があると考えています。

    ――何故アルコニックスが行政スポットや飲食の場を目指すのか、そしてその先には。

    宮城さん:アルコニックスの主力事業に関わる自動車は、100年に1度の変革期を迎えたと言われていますが、それは長年にわたり、「環境」と「安全」という2つの課題への対応を求められてきた歴史があって、CASE(※1)という仕組みがこれらの課題を解決に導く可能性があるようです。
    「環境」と「安全」という2つの課題は、なにも自動車だけではありません。例えば 「町づくり」であれば まったくカラーの異なる特色をもつ街の集合で、その街の持つ文化とそこに住んだり、訪れる人の多様性、にぎわいのある駅周辺、その外殻にある公園や住宅、企業などのオフィス中心の地域もあります。
    では、それらを"つなぐ"ために何が必要で、何が魅力的なのかを考え続ける中でそれらを根本から支えるもののひとつが 私たちは やはり 「水」 だろうと考えました。

    (※1)「Connected(コネクテッド化)」「Autonomous(自動化)」「Shared & Services(シェア・サービス)」「Electric(電動化)」の頭文字を取った言葉

     

    牧内さん:その「町づくり」のなかでも 行政は肝心要。その行政の施設は、駅や町の中心部に比べて、たくさんの人が一気に集まるところではなくとも、何かと感度の高い方々がふらっと訪れる場所と言えます。
    そここそが、環境への取り組みに注力したサステナブルな施設として代表的であるべきだと思い、SDGsの推進に関わるクオリティの高い「水」がそろっている状態を意識しました。町全体の価値向上になる筈で、災害時の水の重要性を考えるとなおさらのことです。

     

    宮城さん:町づくりには、「暮らす」とか「働く」とか「遊ぶ」といったいろんな要素がある中、「環境」とか「SDGs」とかサステナビリティを意識して全体を俯瞰して眺めてみたところ、やはり「飲食」をテーマにした開発も進めるべきだろうと思い立ちました。
    ただ そのタイミングで新型コロナウイルス感染症が拡大し、難しい局面を迎えましたが、「こういう時だからこそSDGsやサステナビリティが一つのキーになるはず。ここはしっかりSDGsについてその思いを発信していく場所にしよう」と考え、あらためて牧内さんとはめざす方向性を共有しました。
    Waterlogicの販売事業というアルコニックスのXを推進することは、サステナブルな社会に貢献する取り組みにつながるはずです。
    機器のレンタル(※2) というこれまで取り組んだことのないビジネスモデルの開始時にも、関係者全員が最後まで方針をぶらさずにいてくれたので、素晴らしい利用者にも出会えました。

    (※2)Waterlogicの紹介・販売は、売り切りとレンタル、リース形態がある。

     

    牧内さん:宮城さんからコンセプトをしっかり叩き込んで貰ったので、方向性が明確でした。「水」に関わるアルコニックスのXの推進に共感いただいたホテル事業者や飲食業の方も多かったです。循環型社会の実現、SDGsやサステナビリティの実践という部分が決め手だったのでしょうね。例えて言うと 「水」の地産地消のような「店産店消」を実践いただいています。

     

    宮城さん:なかでも、テキーラの専門店で知られている バーテンダーの伊藤 裕香さん(※3)は当社の本気を理解してくださり、「Waterlogicの実機を設置したサステナブルなブースを構えたイベント展示会をぜひ一緒に」と、その後のコラボ参画を決めていただきました。
    伊藤さんに「SDGsだから、サステナブルだから」と選ばれたこと、なによりWaterlogicの浄水器の水そのもの美味しさやコンセプトへのご理解が得られたことは、自分たちとしても一貫した方針で取り組みを進めてきたことへの肯定感につながり、とても嬉しかったです。

    (※3) 東京・大井町にあるテキーラ専門バー『Bar Gatito』の店主。
    伊藤さんが主催した「AGAVE SUMMIT」にアルコニックスが参加した際の模様は、こちらからご覧いただけます。

    【Waterlogic®が往く】プロが認めた炭酸水で飲む「真の」テキーラ@ AGAVE SUMMIT in湯布院

    ――今回、大阪での食品・飲食の展示会 「カフェ&ドリンクショー関西」等への出展の意義は何でしょうか?

    牧内さん:さきほど宮城さんも言っていたように、このWaterlogicプロジェクト推進の核は、やはり「飲食」をテーマにした開発事業です。展示会や集客イベントは、既存のテナント様に限らず、サステナブルな取り組みを発信したいさまざまな人や事業者に安全・安心を提供する技術に裏打ちされたWaterlogicをお試しいただけるスペースです。
    実に多様な人が集まる立地を活かして、Waterlogicの可能性を認めて下さる新たなパートナーと協働し、新しいもの・ことをつくって発信する。そしてまた新しいパートナーと出会い、新しいもの・ことが生まれる。まさに”つなぐ”。そんな象徴的な場でもあります。

      Image (19).jpg

      

    宮城さん:そういう意味では、展示会や集客イベントは、Waterlogicを通じて地域の活動をもっと盛り上げる展開の可能性があるのかも知れません。
    地域同士で連携していくような仕掛けになったり、双方向のやり取りのなかでともに活性化していくような仕組み作りです。地域を超えて情報が発信されて、新しい価値創出につながる。これが、社会への貢献という点で、Waterlogicに期待するところです。それだけに、Waterlogicを実際に目で見ることができ、手で触れられて、「水」のありがたさを感じられるこういう展示会には価値がある筈です。
    Waterlogicビジネスのコンセプトワードは、「水を考える」です。水のことをまじめに考えつづける態度をお見せできるのがおそらく来場者から共感を得ることができるでしょうし、それが展示会の大きな意義でもあります。

    Image (18).jpg

     

    「サステナブル」を軸にパートナー企業や地域をつなぐ

    ――まだまだ活動を広げるにあたり、今後の方針や目標は。

    牧内さん:今の若い方たち、特に、子どもたちはサステナビリティ・ネイティブ。わたしたちよりはるかに意識が高いです。「SDGsって知ってる?」 と聞けば 「知ってる」と返ってくるので、驚いてしまいます(笑)。海洋プラスチック汚染問題とかを普通に喋る子どもたちもいます。わたしたちが抱く「水」へのこだわりについて、未来社会へ新たな体験や経験をつなぐ橋渡しができればいいなと思っています。

     

    宮城さん:Waterlogicを販売することがメインの仕事に思われがちですが、その後も何年も使ってもらって、テナント様のみならず、町や地域に貢献できるように盛り上げていかなければなりません。
    Waterlogicが設置されて水道に直結された時の、 命が吹き込まれるような感覚は何度経験してもわくわくしますが、大事なのはその先。テナント様の店舗や様々な行政施設、ひいてはその地域の町の中にいらっしゃるファンをいかに増やしていけるかです。グループ会社の方々とも連携しながら、さらにその地域へのWaterlogicによる貢献を推進していこうと思っています。
    私はもともと、非鉄販売の商社というのは社会的には利になることをしていても、サステナビリティやSDGs、とりわけ環境の側面とは縁遠いような印象を持っていました。しかし今は、このWaterlogicによって、「エンドユーザーさんからは遠いサステナビリティという考え方を、少し身近なものにできたし、その実現に貢献できる」と胸を張って説明できるようになりました。

     

    牧内さん:アルコニックスのグループ会社である「アルミ銅センター」が、非鉄金属のスクラップの再生ヤードを拡充させてアルミや銅の金属スクラップのリサイクルを推進することで「資源循環型ビジネス」の実現に貢献しています(※4)。廃プラの削減で環境への貢献を推進するという意味では、このWaterlogicの事業もアプローチは違いますが、目指しているところが同じように感じます。

    (※4)アルミ銅センター社の取組についてはこちらをご覧ください。
    事業を通じた社会課題の解決 | アルコニックス株式会社

    宮城さん:そうですね。その意味で、いろんな場所やいろんなタイミングで多様な人が気軽にWaterlogicに触れることで、サステナブルな取り組みの気配を感じてもらえればいいなと思っています。なので、今後も多様なパートナーや地域社会と協働しさまざまな取り組みを進めていきたいです。勿論、企業ですから、ビジネスとして成り立つことが大前提です。そのうえで、これからも“良いもの・こと”を提案する、その延長線上でサステナビリティに貢献できるよう、Waterlogicの取り組みをどんどん進化させていきたいと考えています。「できることは試してみる」、そういう行動の輪がWaterlogicをきっかけにわたしたちアルコニックスの社内に広がると嬉しいです。

     

    取材後記

    「サステナビリティ」とか「SDGs」という言葉はよく聞きますが、身近に体感できる場というのは多くはありません。最近では 有機フッ素化合物 PFAS による水源汚染がかなり大きく取り上げられるようになってきています。
    ふと気が付くと 環境に優しい空間には安全・安心を提供する技術に裏打ちされたWaterlogicがあるみたいな、そんなまさに「サステナブルなライフスタイル」がこの先全国に広がる可能性大なのかも。

    CAFERES JAPAN 2025への出展決定!

    2025年7月16日(水)~7月18日(金)の期間に東京ビッグサイトで開催される、カフェ・ベーカリー・スイーツ店舗向け専門展「CAFERES JAPAN2025」への出展が決定しました。
    イベント当日は、「Classe」を用いたオリジナルドリンクの提供や、「BAR Gatito」の伊藤さんによるセミナーなどを行う予定です。
    ぜひご参加ください。

    概要

    ・日時:2025年7月16日(水)~18日(金)

    ・場所:東京ビッグサイト(南1-2ホール)

    ・参加:無料(要事前登録)

    イベント出展情報

    Waterlogic お問合せ先

    ・個人でお買い求めの方はこちら(Waterlogic オンラインショップ)

    ・法人のお問い合わせ先はこちら(お問い合わせフォーム)